前と変わらずバカな事ばっか
言って2人で笑い合う。


祐輔も俺達のバカさ加減に
相変わらずだなって…呆れ果てて
いるかもしれない。


「陸.お前…果懍ちゃんに
会わないの?」


「会える訳ねぇだろ…。
果懍だって俺の事なんて
もう忘れてるよ。(笑)」


「そうかな…。お前は本当に
それでいいのかよ…。
このまま一度も会わずに
いたらお前絶対に後悔するぞ…。」


「これでいいんだよ…。
今頃.俺なんかが会いに行った
って果懍が困るだけだよ。」


「陸…お前は.やっぱスゲェわ…。
分かってはいたけど…マジで
果懍ちゃんに惚れてんだな…。」


「惚れてるよ…。だから果懍には
幸せになって欲しんだ。
俺なんかが傍に居ちゃダメ
なんだよ。」


「何か良くわかんねぇけど…
後悔だけはすんなよ。」


後悔…。


俺の後悔はたった一つ。


岳よりも後に果懍と出会ってしまった事。


岳より先に果懍と出会っていたら
どんなに良かっただろう…。


一分…いや一秒でも先に出会って
いたら果懍を苦しめる事も無かっ
たのに…。


俺のたった一つの後悔…。


それは…俺がこの世から
居なくなるまで続くんだ。