誠也と2人祐輔が眠る
お墓の前に立つ。


「祐輔.久しぶり…。
長い間.来れなくてごめんな。
祐輔…俺.卒業したよ。
俺さ.陸と祐輔お前達との
約束があったから頑張れたんだ。
卒業証書は1枚しか無いけど…
これは俺.陸.祐輔.3人の思いが
詰まった卒業証書なんだ。
ほら…見てくれよ。」


誠也が祐輔の墓に向かって
卒業証書を見せている。


「誠也…それはお前が頑張ったから。」


「お前も1年間.頑張ったじゃん!!」


「俺は…自分が犯した罪を償う為に…」


「それでもいいんだよ…。お前の
した事は世間では褒められる事
じゃ無いだろうけど俺は
お前の事スゲェと思う。
女の為に自分を犠牲に出来
るなんてスゲェよ。
俺もいつかはそんな女に
巡り会いたって思ったもん。」


「…お前は気が多いからな。(笑)
無理なんじゃねぇの?」


本当は誠也の言葉に俺は今にも
泣き出しそうになっていたんだ。


「なんだよ!!せっかく俺は
お前の事.褒めてやったのに!!」


「バーカ!!俺は自分に正直なんだよ!!(笑)」


「やっぱ.お前.最低だ!!(笑)」


久しぶり笑った。


今日からまたコイツと笑い合える…。


誠也…やっぱりお前は最高だよ。