イライラしながら2階に上がると
女の泣き声が聞こえる。


星野…?


俺は陸の部屋の前にそっと近付く…。


近付いてみて初めてわかった
俺の勘違い…。


この声は…。


「アッ…ンン…。」


「ハァ…ハァ…。」


俺は無意識の内に扉をそっと
開く…隙間から覗くと全裸の陸と
星野が抱き合っていた。


激しく腰を打ち付ける陸に喘ぐ
星野の姿…陸の手が星野の胸を
揉みそれを口に含むと星野の声
がより一層大きくなる…。


「アァッ…ンン。陸君…もうダメ…。」


「…イケよ…。」


2人が果てた後も俺は動けずに居た。


陸が星野の胸に口を付ける…。


そんな陸の行動に星野は嬉しそう
に身を任せている。


「消える暇が無いね…。(笑)」


「俺のっていう印。(笑)」


星野の豊満な胸の周りには紅い印
がたくさん付いていた。


俺は足音を立てずに部屋に戻る。


星野の姿が頭から離れない…。


2人の絡み合う姿にずっと反応
していた自分自身に手を伸ばす
思い浮かぶのは星野の喘ぐ声や
イク瞬間の星野の顔…。


「クソッ…ハァ…ウッ…。」


自分で処理した後の虚しさ…。


星野…。


お前を抱きたい…。