「はい.ちょっと待った!!行くなら
女は置いて行けよ。俺達さぁ
暇持て余してんだよ。(笑)」


2人の男が俺達の前に立ち塞がる。


「彼女〜俺達と遊んでよ。(笑)」


そう言いながら男達は星野の腕を
掴んで公園の中へと連れ込れ込む。


「嫌だ!!離して!!」


星野が必死に抵抗しても男達は
笑いながら奥へと入って行く。


俺は小さい頃から争い事が嫌いだった。


クソッ…。
どうすればいいんだよ…。


あっ.そうだ…俺は駅前の交番
に向かって走り出す。


お巡りを連れて公園に戻ると陸に
寄り添う星野の姿があった。


陸…なんでお前が居るんだよ…。


傍には誠也まで俺を哀れむ様な
顔で立っている。


その代わりにチンピラ達は居なくなっていた。


陸と誠也…どうせまた暴力で
奴らを片付けたんだろう…。


コイツらはいつもそうだった…。


話すと言う事の前に手が出てしまう。


何でも暴力で解決出来ると思って
いるバカな奴らだ。


星野…今度こそわかっただろ?
コイツらと俺達では考える事が
違うんだよ。


お前はただ…怖くて陸に寄り
添っているだけなんだよな?


そうだろ…?


そうなんだよな?