「本気なんだ
  なら私、ゆきえが
  泣かなくていい
  ように協力する!」

これから私たちの
辛い日々が始まる。

「おはようございます」

私は元気よく
あいさつをした。

『おはよお』

玄関の前にボードと
シャーペンを持った
棗先生が立っていた。
今日はあいさつ
当番なんだろう。
先生は私のこと
覚えてくれてないと
思うけど朝のあいさつ
を交わすだけでも
私は幸せだった。


「ゆきえ〜」

そう言って声をかけて
きたのは最近よく
一緒に行動している
ゆいなだった。

「先生がカッコよか
 ったんだってさぁ 」

「...//」

「また先生のこと
  考えてたんだ 」

「私たちいつでも
  相談のるし何か
 あったら言うんだよ?」
「うん
  2人ともありがと」