「めぐ、大好きだよ。」


肩に置かれた手。
私の目を覗きこんで微笑んだ。


私の大好きな笑顔。

大好きな、人。



ねぇ、三橋くん。


あなたら、信じてもいいよね…?


「私も、大好き…」



そう答えるか答えないかの殺那、

唇に伝わる、熱。


三橋くんの柔らかい唇が、私の唇に重なった。


私は三橋くんの首に手を回し、


それにこたえるように、三橋くんは深い深い口付けをしてくれた。


後ろには、キラキラと舞い上がる色とりどりの花火。



私たちを祝福するかのように、
夜の空を染めていた。






―END―