私は思わず息を飲む。 どうしよう…何か、何か言わなきゃ。 なのに、喉の奧が熱くなって上手く話せない。 「どうした…?」 三橋くんが心配そうに私を覗き込んだ。 ぶつかる視線。 高まる鼓動。 熱くて、とろけちゃいそうな、 眼差し。 「もしかして、体調悪い?」 眉を下げて心配そうに私の額に手を乗せる。 やだ…絶対ドキドキしてるのばれちゃう! お願い。優しくしないで… 「…あ!!」