高橋くんは鞄の中からあるパンフレットのようなものを取り出した。
「じゃじゃーんっ!」
ていう効果音付きで。
「これって…」
「うんっ♪花火大会みんなで行こうかと計画しましてね。」
私が言うなり、高橋くんはサラリと答えた。
「ここってすごい人数の観光客で有名なとこじゃない!?」
「よく知ってるね、美香ちゃん。やっぱ夏と言ったらー、花火でしょっ?」
「まぁーな。でもさ、こんなに人いたら見れないんじゃねーの?」
前田くんがパンフレットをぱらぱらと捲りながら言う。
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