「あ、私…帰ります!用事思い出したんで…じゃあっ。」


「え!めぐ!?」


私はきびすを返し必死に走った。

バカだ。
あんな言い訳、小学生でもわかる。
バレバレだ…嘘だって。


でも、あのまま居たら、私きっと…ううん。絶対泣いてた。


きっとあの女の子のことを、三橋くんは好きなんだ。


だから、バレたくなかったんだ。
私の存在を…


ほんと、バカみたい。
結局また遊びじゃない…!