「でもさー本当にこのパート仲良しだよねー。」
   ミホちゃんがガラリと話題を変えた。それにコノミちゃんんもノって、
    「特にユカリとか後輩に対してめっちゃフレンドリーやもんね。」
   私の話題になった。そう、私は誰とでも仲良くなるようにフレンドリーに
   接しているのだ。でもそれには誰にも言っていない理由が―
    「なんでそんなにフレンドリーなの?」
   コノミちゃんが私に問いかけてくる。それを聞かないでほしかったのに・・・
   まあ、でもいいや。適当に流しとこウ。
    「私ね、昔イジメられてて・・・そんな目に皆にあってほしくない。だから
     フレンドリーな先輩になるように努力しているんです。はい。」
   ・・・わ・・・うわあア~今めっちゃいいこと言った!
   
   でもこれ以上追究しないでほしい―
    
    「それって前、入院していたのと何か関係有り?!?!」
   コノミちゃん!!それを聞かないでほしかった・・・。
   私は長期間入院してた時期があったのだ。まあ軽い怪我ってことで・・・。
   なかなか返事をしない私を見てコノミちゃんが鋭くついてくる。
    「教えて!!ウチ前からその話聞きたかった!!」 
   やっぱりキタアー(゜∀゜)・・・・・・・。
    「や・・・やだよ~ってかイジメの話とかしたくないし!!」
   私は弱々しく反抗する。が・・・
    「横井先輩の過去・・・書けますッ!それ書けますよッ!ウチも聞きたいです。」
   マコトちゃんがネタにしようとしている・・・えー待ってよ。すごいイヤなのに・・・
    「先輩。ここは話すべきですよ。はい正直に自首しましょー。」
   サヤカちゃんも乗り気だし・・・そんなこといろいろ言われたら、押され弱い私は・・・
    「ユカリ!!」
    「横井先輩!!」
  
   負けてしまうッ・・・・!!