夜7時。夕食を食べ終わり、体育館へ急ぐ。夕食のときにキライな物ばかりでて、
 他の人にあげるのにてこずった。だからほとんど食べていない。
 別に夜お菓子を食べるからいいし、元々少食なのだ。
  「ユカリ、遅いッ!」
  「ゴメンゴメン。」 
   体育館に着き、小さい者順に並ぶ。私は身長が低い方なので前の方。
  ユリアと前後だ。
  「ねーキャンドルサービスって何するの?」  
  「ユカリ聞いてなかったの?なんか、クラスの男女の代表でローソクに火を
   つけるらしい。5クラスあるから10人。」
  まったく聞いていなかった。
  「やっぱ学級代表?」 
  「さあ?」
  でも私がみるかぎりでは学級代表はやる気がなさそう・・・
 まあ私には関係ないけど・・・
 しかし、次の一言に私は耳を疑う。

  「ここは横井さんやろ。」
  「はっ?!・・・エ、私ですかぁ?!」
     な・・・何で?!
  「だって一番目立つのが好きそうだし・・・。少しだけいーじゃん。」
  私って目立ちたがり屋なのか・・・?
  「私は別にいーけど。他にやりたい人とかいないの?」

   シーン・・・
  
  「決定だね。じゃあよろしく~」
  はあ・・・だやい。
   でも決まったものはしかたがない!
  「格クラスの代表者、並んでくださーい」

  よっしゃ、行ってくるか。