「ただいま」 白いフリフリのエプロンをして、 とんとんっと晩ご飯の準備をしてる梨結。 振り向き加減に長いまつ毛に軽く微笑みかけながら 「お帰りなさい、ダーリン。 ちょっと待ってね。 直ぐ出来るから、先にお風呂にしてね」 ネクタイを外しながら、 腰に軽く手を回すダーリンの輝。 「それより、早く梨結を食べたいな」 「もう、ダーリンたら。 今は、ダメ」 軽く頬を膨らまして回した手を離した。