「桜也ぁー帰ろー♪」

「おぅ」

いつもの帰り道、でもそこには見たことのないネコがいた。
首輪を付けて。

「いやぁ~ かわいい~」

「首輪付けてるし 捨てネコじゃないみたいだな」

シャランといい音をたて、ネコが私達の前を歩き出した


「ねぇ ついてってみようか」

「はぁ??」


「レッツゴー!!」

ため息をつく桜也はおいといて…

ネコは私達が通ったことのない細い道を通る。

私達も負けじと通る。

桜也も着いてきてくれた

なんだかんだ桜也は優しい。

それともこのネコが心配になったから??

細い道を通り終えた先には素晴らしいものが待っていた。

「うわぁ…」
「すげぇな…」

花畑が一面に広がっていた。
赤、青、黄、白…とっても綺麗で見とれた

「俺 この花好きかも」

私は桜也が指を差した花を膝まづいてまじまじと見た。

「え これ??」

桜也は赤だけどピンクっぽい色の 優しい色の花を私の頭にのせた。