確かに、約束はしたけど……もちろん本気でした訳じゃない。

『でもさー、そんなに胸おっきかったら絶対もまれてるって』

少し年配の俳優がリィリィにつっこんだ。

『違いますよ~、胸おっきいからよく誤解されるけど、こうやって自分でもんで~』

ちなみにリィリィの独特な胸を揉む仕草はリィリィの持ちネタだった。

瑠璃は無意識にリィリィが胸を揉む真似をしていた。

「違う~、こう!!」

そう言って土屋はリィリィの真似で自分の胸をもんだ。

「あータカちゃんうまーい!!」


まさか、あの時の悪ふざけがこんな形で自分に跳ね返ってくるとは……………

(やるんじゃなかった)

当時、リィリィが好きだった土屋は学校でもよくモノマネをしていて、しかも結構ウケも良かった。

瑠璃の発言に、真理は固まっていた。

父親は……怖くて見てない。

「あとね、タカちゃん、リィリィのおっぱいもむのうまいんだよ」

「!!」