「な、何で…あなたがここに…」 生徒玄関に立っていたのは怪我の治療のために病院に行ったはずの龍也だった。 「んだよ、今日一緒に帰ろうつったのはお前の方だっただろ」 「でも私達ケンカして…」 「お前が一方的にキレてただけだ、…ケンカなんかじゃねぇだろ」 「だって…」 「言い訳か?らしくねぇな」「もぅ!うるさいわねっ」 ポスッと、初音が軽く龍也の体を叩く。