「そんなわけで、また何かあったら占いヨロシク!」

「いつもありがと~」

「はいはい、こちらこそありがとう」


慣れた様子でお互いに手を振って、女の子たちはあっさりと帰っていった。


今まで気づいてなかったけど、死神サマがぶら下げてる紙袋の中、可愛いチョコのラッピングでいっぱいだよ。

…………すごすぎる。

思わずぽかーんとそれを見つめてたあたしに、死神サマは肩をすくめて小さく笑った。