『サボり場ぁ〜!?いったい遥斗はどんだけサボれば、気がすむのよ!』


「さぁ?」



さぁって!!



って、そんなこと言ってる場合じゃないよ!


校舎裏が遥斗に関係あるところなら…最後の場所は??



「…それでは、最後のヒント!3つ目の場所は……



…もしかして………








「………屋上です!」








きたぁ−−−−−−!!!!!




やっぱり、屋上だと思った。屋上は遥斗のサボり場の一つだし、あたしもよく来るところ。



一奏多はあたし達のこと、よく知ってるわ。



「それでは、残り一時間、ヒントを頼りにがんばって下さい!みなさん、二人を見つけたらすぐに生徒会に連絡して下さいねー。」






……奏多、ウザイ。







「…このままじゃ、見つかるかもな。」


『どうしよぅ!違うところ行く??』


「今さら。…ここにいるしかないだろ。」



一たしかに。今、屋上を出ていったら、完全に捕まる!!!!!



それはとてもまずい!




『…そうだね。ここにいるしかないね……。』


しかたなく、あたしと遥斗は屋上にいることにした。