『…ヒマ。見つからないね!』


「まぁな。もう一時間たったし…。そろそろ屋上に誰か来んじゃねー?」


『え!ヤバイじゃん!』



遥斗の言葉に焦るぁたし。だって!見つかったら終わりじゃんかぁ。




一その時。




「えー、スタートから一時間がたちました。まだ二人が捕まっていません。なので……




は!?!?!?奏多、なに言う気??



…なんか、嫌な予感がする。



「ここで、僕から二人が居そうなところをヒントとして言います!」





………って、おい!!!!!





奏多、なに考えてんのょ。そんなことしたら、バレちゃうじゃない!




「奏多の奴、ぁとで覚えとけょ……。」



−遥斗、怖いし……。



「えー、じゃ、3つ言います!まずは…図書室!」


図書室って…あ!ぁたしが図書委員だから!?…そうだ、きっと。奏多、生徒会長だから知ってるしね。



あそこは広くて、隠れよぅと思えば隠れられる。




「…次に校舎裏!」




…校舎裏??なんで??



「…俺のサボり場の一つ。」


ぁたしが不思議そうな顔をしていたせいか、遥斗が言った。