*菜摘*



ぁたしと遥斗は、屋上に来ていた。




みんなが追いかけに来る時間までぁと30秒!!!!!




…なんか、緊張してきた。こんな遊びみたぃなゲームなのに………。



あ−ッ、捕まったらどうしよう。…キスなんてャダ!なんで好きでもなぃ人にキスしなきゃぃけないの?!





絶対、捕まらない!遥斗だってぁたしが守ってゃる。…って男のセリフだね。





『…ぁと10秒……。』




−10




−9




−8




−7




−6




−5




−4




−3




−2




−1














「スタート!!!!!」










奏多のアナウンス…。









鬼ごっこゲームの始まりだ。





「…隠れるか。」




『ぁ、うん。どこなの、遥斗が言う秘密の場所って??』





そぅ遥斗に尋ねると、遥斗はぁたしの手を引っ張り、屋上の奥の方へどんどん進んでいく。




『……見つからなぃかな??』



不安がつのる。




「大丈夫だよ。俺がついてる。まぁ、菜摘がドジさえしなきゃ、大丈夫だろ!」


『ひ、ひっどーぃ!!ぁたしはドジなんてしません!』


「…フッ。はぃはい。」




遥斗はぁたしの髪をくしゃっとして微笑んだ。



…さっきの不安なんかふきとんじゃった!!



遥斗のおかげだよ。



…ぁりがとう。