「じゃ、入り口にぃる二人の鬼さん?頑張って逃げて下さいね??」
そぅ、奏多がぁたし達の方を見て言うと、さっきまで壇上を見ていた全校生徒が一斉に後ろに振り返った。
−こわッ!!!!!
ぁたし達は注目のまと。…ちょっと恥ずかしい。
隣の遥斗を見ると、平然としている。…すごっ。
「菜摘、遥斗、頑張れょ」
奏多がマイクを通してぁたしにエール(?)を贈る。
その言葉にぁたしは怒りが頂点に達した。
『奏多のバカ−−−!ぁとで覚えときなさいよ!!!』
「はぃはい。文句はなしだぞ。…それじゃ、二人は逃げて下さい!ぁ、皆さん、一つ忠告です。ぁの、兄妹はめちゃくちゃ足が早いので、頑張らないと逃げられますょ??」
『余計なこと言うな!』
みんなはもう、立ち上がって準備してる。中には…
「ぁの二人って兄妹なんだぁ−!」
な−んて驚いてる子もいて。ちょっと笑えた。
…ぁたし達も逃げなきゃ!そぅ思っていたら−
「菜摘ー!!!!がんば!」
『沙絵!!うん!頑張る!』
するとまた…
「菜摘ー、捕まえてゃるよ!!」
『陽呂?結構ですー!』
そして、棗やクラスメイトのみんなもぁたしと遥斗に声援をくれた。
って、どうせみんな捕まえに来るんでしょって話しだけど。
でも、嬉しいのは変かな?