そして、ほどなく、新入生歓迎会は始まった。
−この後、"問題"が起きるとも知らずに……。
始めは奏多…生徒会長の挨拶からだ。
みんなはちゃんと聞いているみたぃ。まぁ、中には目がハート…なんて子もぃるけど。
『…はぁ。なんにも起こらないって!』
「…そぅだな。」
なにが起きるって言うの?別になんにもないじゃないのょ。
歓迎会のプログラムがどんどん終わっていく。歓迎会って言っても話しとか映画鑑賞したりするだけ。
そして、レクの時間になった。レクって言っても、先輩、後輩の仲を深めるための交流会みたぃなもの。
今回は室内ゲームで鬼ごっこだっけ??
幼稚な遊びだ。
と思っていたら、奏多が壇上に立ち、ゲームの説明をしだした。
−えッ?普通の鬼ごっこじゃないの??
「…なんか、嫌な予感がするんだけど。」
隣の遥斗が複雑そぅな顔で奏多を見て言った。
…たしかに。なんか、よくなぃことが起きそうな予感。
「…では、鬼を見事、捕まえた人にはその鬼さんからのキスをプレゼント!!」
−は??