「…お前はぁいかわらずだな。…まぁぃぃ。遥斗、お前も菜摘と一緒に止めてくれよ!!じゃあな!」
「あ?意味分かんね−。」
奏多はそぅ俺に言うとどこかに行ってしまった。
生徒会長ってのも大変なんだな。ま、俺には関係ね−けど。
『は、遥斗??』
「…なに。」
菜摘に名前を呼ばれて振り返る。
俺はちょっと意地悪したくなり、声を低くして答えた。
案の定、菜摘は罰が悪そうに下を向いて黙ってしまった。
…ちょっとゃりすぎ?
まぁ、菜摘が悪いんだけどな。奏多と仲良さげに話しやがって。
「…菜摘?顔上げろょ」
そぅ俺が言うと、菜摘は少し泣きそうな顔をして、ゆっくり顔を上げた。
『…遥斗、なんか怒ってるの?ぁたし、なにかした?』
「なにもしてねーょ。それに怒ってもねーょ?」
『…ホント??』
「ホント。」
『そっかぁ!ょかった!』
なんなんだ、こいつは。コロコロと表情変えて……。
ってか、今の笑顔は反則だろ。…ャベ。
可愛いすぎだし。自覚ぁんのかよ、こいつ。