『棗!!!!助けて−!』
「はぃはぃ…」
ぁたし達に声をかけてきたのは、クラスメイトの棗だった。
麻生棗(あそう なつめ)はぁたし達のクラスメイトで陽呂と同じく、高校でできた友達。
普段はクールで、面倒見の良い性格。ぁたし達の保護者みたぃでもぁる。(笑)
綺麗な顔立ちに、抜群のルックスでモテる。
黒髪のえりあしが少し長めの髪に着くずした制服。
見た目は好青年って感じだ。ちょっとオーラがぁって近寄りがたぃけど…。
ぁたしはそんな棗を兄のょうに思って信頼している。
(本当の兄はちょっと兄には思えないからね…。)
「棗!!助けてくれよー」
少し弱々しく、陽呂が言った。そんな陽呂を見て、笑がこぼれてしまう、ぁたし。
陽呂と棗は中学からの友達らしく、仲が良い。…のかな??
「…菜摘が可哀想だし、沙絵もそろそろゃめれば?」
「ぇー、こんなんじゃ足りないわょ」
『沙絵、もぅいいから…』
「そぉ??菜摘がそぅ言うなら許してぁげるけど。今度やったら許さないから!」
そぅ言った沙絵はいつもの優しい沙絵じゃなくて、迫力がぁった。
そんな沙絵を見て、陽呂もびびったみたぃで…
「はぃ……。」
と力なく、応えていた。
それを見て、笑うぁたしと棗。