「ぅわ〜、素っ気な−」
『ぅるさい!!陽呂が突然、抱きしめてくるからでしょ!!』
「だってさぁ−!菜摘が可愛いかったんだもん!」
『はいはぃ。とにかく、離れなさい。』
そぅ言うと、"ちぇッ"と言いながら陽呂は離れた。
まったく!いつも朝になると陽呂はぁたしに抱きついてくる。
いや、別に嫌じゃなぃょ??いい友達だし、いざというとき助けてくれるし。
綾瀬陽呂(ぁやせ ひろ)はぁたしのクラスメイトで高校に入ってからできた友達。
優しくて、信頼できる友達。外見、ルックスともに良くてモテる。
茶髪の短い髪がょく似合ってぃて、制服を着くずしているのが、なんとも格好いい。
「…陽呂!!ぁたしの菜摘に触らないでよ!!」
「ぅわ、沙絵!!」
この二人は実はいとこ同士で仲が悪いらしい。ぁたしから見てもそぅ思うけどね。
二人が言い合いをして、ぁたしが焦っていると…
「二人とも、菜摘が焦ってるぞ。」
一人の低い、男の声が聞こえた。