■托人■



遊莉の部屋に行ったらもぅ寝ていた。
しかもドレス着たまま。


長く先が少しクルクルとなってる焦げ茶色の髪の毛。
長い睫毛。
優しく見つめる瞳。


昔のままの遊莉。


遊莉はきっと、いや覚えてないだろう。

魔界の出来事を。














俺と遊莉は生まれたときから結ばれていたんだ。


なのに…