「あのさ、執事」
「執事?名前じゃない」
「…托人、いつになったら羽しまうの?」


悪魔だってコトを知ってから家ではずっと羽を出してる。

「此処には俺と遊莉しかいない。だからバレない。」
「…まぁそうだけど。それとも羽しまっとくのって苦痛なの?」
「まぁな。」
「ふーん。じゃあ仕方ないか。」


にしてもやっぱり悪魔なんだなあ。。

赤茶なのはきっと地毛だろうな。
深紅の目も白い肌も生まれつきだろうな。

うらやましい。。


ピーンポーン

「アタシ出ようか?」
「いや。星多だから別にいい。」
「えっ良くないんじゃ…」


カチャ

「おっ托人ちーすっ♪遊莉ちゃんに正体ばらしたんだ?じゃ俺も…」


ボワッ


「……え?星多って…」
「純粋な天使でーすっ♪」
「ええぇえええぇっ!?」
「星多は天使だ。俺と星多は生まれたときからの腐れ縁だ。」
「おいおい幼なじみと言おーよ!」
「腐れ縁だ。」
「生意気~」


星多は真っ白な羽に金髪、そしてブルーアイの目。