足りない食材だけ買って2人で家に向かった。





「お邪魔しまーす…」




咲さんがいないのは当たり前。



それを承知の上で家に入った。




やっぱり家で2人きりっていうのはちょっと緊張するけど…



でもこうやってご飯を作りに来たりする事だって、これから何度もある。



そう思うと慣れなきゃいけない。




だって、毎回ドキドキしてたら私の体が絶対にもたないもん。





リビングに行ってお茶を飲んで少し休んだ。





「じゃあキッチン借りるね。」



「うん」



咲さんが予備に用意してくれていたエプロンをつけて台所に立った。




「俺も何か手伝おうか?」



台所に来て私の顔を覗き込む。




「大丈夫!亮太は座って待ってて!」



「分かった。」





髪を後ろで一つにくくった。




愛情たっぷりのオムライス作らなきゃ。




亮太の胃袋も掴んでやるー!