「俺トイレ行ってくる…」



相当恥ずかしいのか、亮太は部屋を出て行った。







「付き合う前から亮太にりいちゃんの相談されてたんだよ!」



「そうなんですか!?」



「うん…前は私が彼女だって勘違いさせてゴメンね」


「いえ、大丈夫です!」



あの時のダメージはかなりのものだったけど、今が幸せなら気にならないものだ。




そういえば、一ヶ月前はまだ片想いだと思ってたんだ…。






「どうしてもりいちゃんがどんな子か見たくて無理矢理教室まで行ったんだよ!」



「彼女のフリっていうのは?」



「あんなの口実だよ。そうでも言わないと亮太が来るなって言うだろうから。」




そういうことだったんだ…


なるほど。





「この前は遊園地のチケットありがとうございました!楽しかったです!」



「亮太ヘマしなかった?」



「いろいろあったけど…でも良い思い出になりました!」





「そっか!何かあったらいつでも相談してね!協力するから!」



「はい!」




良かったあ。



咲さん、すっごく良い人。




美人でスタイルも抜群な上に、性格もすっごく良い。