友達と聞いて真っ先に浮かんだ顔はカナだった。

私にはカナの他に友達がいない。

予定調和のような挨拶や愛想笑いを交換するような人だったらクラスに数人いた、だけど泣き虫な私をいつも守ってくれるのはカナだけなのだ。





その出来事はあまりに突然の事すぎて、私は女の子になんて答えたかも覚えていなかった。