タケシは「ウーン」と首をひねりながら


「書こうと思えば書けるんじゃないかな…」


「でも曲を書き出したのはここ最近の話で、譜面が書ける訳じゃないからな」


と、正直な意見を言うとリョウタが


「俺と一緒に書く気ないか?曲数をもっと増やさないといつまでもコピーバンドのままだぞ!」


「お前もプロになりたいんだろ?だったら曲数増やして、ライブをやりまくって、早くインディーズデビューしないと駄目だ!」


「確かにそうだな。常にステップアップして行かないと、趣味で終わるのがオチだからな」


「じゃあ、決定だ!早速、明日から俺の家で曲作りを始めるぞ!」


タケシはリョウタが何故こんなに焦っているのか疑問に思った…。