「お前の忠告は、いつ聞いても凄く説得力があるな。俺も人に確信を持って、そう言えるぐらい立派な人間になりたいよ」



「俺はお前なら必ずそうなれると確信しているからこそ言うんだ。まあ、お前は荒削りな部分があるけど、その部分を良い面で補いながら抑制して行けば良いんだ」



「世界は常に相対的な要因によって成立しているんだから、悪い部分が存在する事自体、必然的な事実なんだよ」



「つまり、己を矯正して行く様に意識すれば良いって事だな?」



「矯正と言うより、上手くコントロールして行くと言った方が適切かも知れない」



「悪い部分を上手くコントロールするか…」