「幸せ……っ???」



潤んだ瞳をして
もう一度聞き直した


幸せ……
俺は この何年
そんなこと考えてなかった



「俺さ…そんなこと考えてたことなかったしさ…それより……お前はどうなんだよ??」



彼女は 口ごもる…



この時彼女はどういう思いで
俺に問いをだしたのだろうか…



「私は 幸せだった…ただ 藤堂くんが 彼氏持ちの先輩と関係を持ってるから 辛くないのかなぁ~って思ったの…」


「………」


「ごめんなさい;;いきなり変なこと言って…」



彼女は 俺の背中から放れた……