女の制服は 乱れていて
甘い吐息を吐きながら
舌を絡めあってた




「……」



私に 気付いていないのだろうか…


彼女の吐息だけが 屋上に響く…



嫌だ…嫌だ…
他の女をふれないでよ


お願いだから
嘘だと言ってよ…



なんで 直樹と あの女…



言葉にも 出てこない声の痛み…



胸が 張り裂けそうで…



この場所から いなくなりたいよ…