―キィィィぃぃ…



静かに 鉄の錆びれた 音が
屋上 全体に広がっていった



そこには
黒いセーターを着てダボダボになった
ズボンを入っている男の姿が見えた




もしかして



「直樹…??」




そっと 後ろ姿の 彼に近付いた



そして…
私は 一瞬になって体が
凍り付いたのだ




それは…