『色目も使えねーような
ブサイクが
ガタガタうっせーんだよ』

一瞬 女子軍団は
唖然とした様子だった。

私は つかんでいた
襟を離し
リーダーの女を
強く押しのけた。

『彼氏と別れたのが
私のせいだって?
自分のブサイクな顔を
棚にあげて
人のせいにすんなっつーの。
私の方が
むかつくんだけど。
てゆーか
おめーらの方が
調子こいてんじゃん。
マジ うざいし
二度と
私に近寄ってくんな。』

そう言い放ち
私は 学校を後にした。


『はぁ〜…
マジ くだらない。
これだから
女子はイヤなんだよね。
てか 色目なんて
使ってねーっつうの』


ま、どーでもいいや。


そして私は
お金を引き出そうと
銀行に寄った。


…あれ?

通帳を見て
変だと思った。

ん?…なんで?

なんで今月は
40万も入ってるんだろう…


母からは
毎月決まって30万
振り込まれるはずが
今月は 40万入っている。

なんだろう…?
間違ったのかな…?


−−どうしよう…−−