ふと 周りを見渡してみると
他のお客さん達の
驚いた顔が 目に入った。
当たり前だが
ゆうじさんも
周りの視線が
痛かったらしく
「どっか 落ち着いて話せる所に
行こうか」
そう言って
ファミレスを後にした。


車に乗り ブラブラ走り
海の方まで来てみた。

海沿いの道を走り
ふと 公園のような所を見つけ
そこで降りる事にした。
外はまだ寒かったけど
二人とも
外の新鮮な空気に
触れたかった。

ベンチに座り
私から 口を開いた。


『さっきは
あんな言い方しちゃったけど
あれは 本当の気持ちだから。
本当に ゆうじさんの事
好きだから…
ずーーっと、
ゆうじさんの事ばかり
考えてる…
考えるだけで ドキドキして
切なくて 苦しくなる。
だけど こうして
ゆうじさんと一緒にいると
幸せな気持ちになれるの…。
私ってさ 愛とか そんなの
 わかんない人だったから
こんな気持ちになってても
どうしたらいいのか
わかんなくて…
テンパっちゃって…
さっき…爆発しちゃった…』


私の話を
ゆうじさんは
うん うん…と
ただ 黙って聞いてくれた。

−−−そして−−−