唇が離れた瞬間、あたしの視界が大きく揺れた。


「もしかして、わざと?」


隼人の言葉の意味が分からなくて、まばたきするのも忘れてた。


「わざとベットで告白?」


は?

いやいや、確かに隼人はベットに座ってたけど……

それって誤解を招く!!


「もう我慢しなくていいんだよな?」


押し倒された状態であることに、やっと気付いたあたし。


首筋を隼人の唇がゆっくり這う。


「ま、待って」


「待たねぇよ」


あたしの耳元で甘く囁く隼人。


「俺の100%の愛を体で感じろ」


隼人の気持ち…欲しいかも。


「……優しくしてよね」