「ホントは朝倉に幸せになってもらいたいけど、それは、西野さんじゃなくて、俺が朝倉を幸せにしたいんだよな・・・」

「ありがとう・・・」涼子は僕に少し視線を移した。

「西野さんに好きだっていっちゃえ・・・自分の気持ちを伝えろ! ・・・そして、砕け散れ、そしたらまたここで、2人で残念会をやろう」

「うるさい!吉田」涼子はちょっと腹を立てて言う。 怒っても涼子は可愛い。
やはり、涼子といっしょにいると、会話が楽しい。 きっと脳の波長が合うのだ。

一度しかない人生。 生まれてきた以上は、本当に好きと想う人と付き合いたい。