「そんなこと無いよ。 結構、行ってるじゃない吉田君とは・・・飲みに」

「そおだっけ? 大概大勢だよ、2人で来るのは、2週間ぶりでかなり久しぶりだよ」

「・・・2週間前?」

「朝倉さん、覚えてないの?」

「あったっけ?」

「でたっ! あったろ、正久保で、最初、西野さんと3人で飲んでて、西野さん電話掛かってきて、会社に戻っちゃって」

「ああ・・・」

「ああ・・・じゃないよ」

「あれは二人じゃなかったから」涼子は腕を小さく上げて伸びをするような姿勢で答える。 涼子の伸びは子供っぽい。

「そうだけど・・・俺楽しかったんだけどな・・・朝倉さんと二人で飲めてさ」