「私、上り症の上に赤面症だから本当に面接って苦手なの・・・質問に上手く答えられなくて・・・まだ、内定一つも無いしな・・・」涼子は自信無さそうに下を向く。

「いや今回、まず、大丈夫だって・・・結構、俺の予想って当るんだよ。」

「そおかなあ・・・。 だと嬉しいんだけどな・・・」涼子は少し照れたように答える。

先に会社を出た僕は、涼子と話がしたいが為に、会社の並びのコンビニで、時間を潰し、涼子が出てくるのを待った。 コンビニのガラス越しにを通過する涼子の姿を確認して、偶然、帰り道で出会う。 

そして、駅までの帰り道、涼子と二人話をしながら、帰ることに成功した。