「とうとう龍の頭が…」


沙羅の声は案外小さかったけど、みんなに聞こえてたみたい。



「俺おかしくなってないよ!」



龍が膨れながら言った。



「誰もそんなこと言ってないですけど?」



確かに…。



「でも、言おうとしてた~!」


「してません~。」


「嘘つき~!」


「うっさいバカ。」


「バ、バカ言うな『龍うざい。』



空気読みなよね~…。



「バカとか、うざいとか~!」


『「はいはい。」』


「むぅ~~~!」