「ねぇねぇ藍ちゃんって言って?」


「え、っと…。」



可愛く首を傾けて言う藍ちゃんだけど、龍にはあんまり効かないみたい。



「こらこら。部活の邪魔になってるから静かにね?」


『…そんなの思ってもないくせに。』


「ん?何か言った?美瑠?」


『な~んにも言ってないよ♪』



大地君の笑顔が怖い。



「そういえば藍、何で体育館来たの?」


涼君が不思議そうに言った。



「あ!忘れてた~♪」


今まで、龍と追いかけっこしてた藍ちゃんが戻って来た。



「今からパフェ食べに行こうと思ったから、みんなも一緒に行かない?って言いに来たの♪」


ピースしながら言う藍ちゃん。