「龍!?顔真っ青だけど…大丈夫?」



涙で沙羅の表情は分からないけど、多分心配してくれてるんだと思う。



『うん…大丈夫…。』


「そっか…あ、涙で目…腫れると行けないから保健室行って冷やしてもらおう…?」



そう言って俺の手を掴んで歩き出した…。



『……。』


「…龍?」



沙羅が止まって聞いてくる。



『…好き…沙羅の、こと…好き…。』



今までの関係に戻れなくなるかもしれない…。



でも、俺は沙羅が好きだから--…