「…龍って学級委員だったんだね。」


『え、知らなかったの?』


「うん。だって学級委員っていう柄じゃないじゃん?」



まぁ…



そうだね。



「あ~あ、あたしも学級委員すれば良かった~。」



つまんな~い。と口を尖らせる沙羅。



「優李が学級委員すれば良かったのに~!」


「やだよ。放課後の集まりとか面倒くさいし。」


『そうそう。優ちゃんと遊ぶ時間無くなっちゃうじゃ~ん♪』



ね~!と、顔を見合わせて微笑んでいると…



「バカップル!」



と言い、お菓子をバクバク食べ始めた。