その時、誰かが教室に入ってきた。
それはユニホーム姿の神田くんだった。
「どうしたの?神田くん!?」
「いや、えっと……」
神田くんは、何か言いたそうな感じだった。
「何でユニホーム姿なの?」
私は質問した。
神田くんはしばらく黙り込んでから答えた。
「何か今日のお前、元気なかったからさ…、心配になって部活終わったと同時に走ってきた…」
「どうして私がまだ教室にいるって分かったの?」
確か私がまだ教室にいるということは佳代ちゃんしか知らないはずだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…