午前7時。
私はいつものように、部屋の窓を開けた。
いつもは気持ちいいはずなのに今日は何だかすっきりしない…。
私の心は昨日からモヤモヤしたままだった。
……でも、今はそんな事を考えてる暇はない。
早く支度しなきゃ!
私はいつものようにパパとお兄ちゃんと朝食を食べた。
「何か、今日、由衣元気ないなぁ〜。いつもなら親父のネクタイがどうだとか、ペチャクチャうるさいのに…」
「何言ってんの!?お兄ちゃん。私いつもと全然変わらないよっ♪」
明るく答えてみた。
「そうか?それならいいけど…」
「…もしかして由衣、変な男に引っ掛かってるんじゃないだろうな!!」
パパがいきなり大声を上げた。