俺自身、すごく驚いていた。 

まさか、俺の事見えてしまう奴がこんな所に居たなんてな。 


でも、哲太と空に飛んだ瞬間。 
確かに、俺の腕のブレスレットが光ったんだ。 
すげぇ輝きを放ってた。 
初めて見た。 
このブレスレットが輝く所なんて。 



「で、ハルヒトはこれからどうするんだ?」

「どうって……今まで通り、あちこちワープしてフラフラすっさ。」

「食べ物は?」

「なんたって透明だからさ!コンビニでもどこでも食べ物盗って食ってるよ。」

「盗むのは良くないよ。」

「固い事言うなよ、透明人間の特権だぜ!」

俺らは、哲太の家の近くの空き地でジュースを飲んでいた。