二人の会話を聞きながら早々と夕食を済ました私は、部屋に戻ってカーテンをそっと開いた。
おまわりさん、居るかなぁ……。
人気のない交番に、溜め息が出てしまう。
気づけば何度も交番に視線を向けてしまう毎日。
だから、おまわりさんが巡回にまわる時間とか交代の時間とか
なんとなくわかってしまった。
時間なんて関係なく過ごしてた私なのに、
今では何度も時計を見てしまう毎日。
時々自分がストーカーか? って怖くなる。
こんなふうにずっとおまわりさんを想ってることを、いけないことなんじゃないかって……。
だけど、知りたいんだ。
おまわりさんのこと……。
少しでもおまわりさんのことが知りたい。
こんなに近くにいるのに
遠くに感じてしまう
おまわりさんのこと……。