部屋に入った私は、ベッドに倒れ込むように横になった。


あ~~、何やってるんだろう、私……。


せっかく話すチャンスだったのに、お礼すら言えなくて……。

きっと変な子だって思われたろうな。


普段落ち込むことなんてあまりない私なのに、今回は自分でも驚くくらい落ち込んだ。


そう、あの時みたいに……。


おまわりさんを初めて見た時、自分のパジャマ姿に気づいた瞬間。

あの瞬間が今持続してる感じ。


声さえ出せなかったなんて……。



こんなの初めて。


これが恋なのかな?


おまわりさんを想うだけで

どきどきして


息をすることさえ苦しくて……


恋って苦しい。



だけど

だけどね


この胸の音が心地良いんだ。



今まで感じた事のない鼓動が

私を幸せにするんだ。