「ちょっと玲~!待ってよぉ。」

あわてて走ってくるのは幼馴染の川島美里。

「ごめんね。だって美里、来るの遅いんだもん!」

美里とは毎日一緒に学校に行って行っている。

それぐらい美里は本当に仲良しで大切な友達なんだ。

私たちはまずクラス割が張ってある小ホールにいった。

1年の時は違うクラスだったからこんどは同じクラスだといいな。

小ホールには初々しい姿の1年生と、2年性がたくさんいた。

その中で私はついにみつけてしまった。


“20人目の運命の人”


背が高くて、優しそうな大きな手、少し茶色い髪の毛。

私はその人に目を奪われてしまった。

20回目の一目惚れだった。